【世界史B・・通史】授業の先取りをしよう!通史のやり方
受験で世界史を受験される方はきっと授業で世界史の勉強をしているところでしょう。ですが世界史Bはとても学習量が多く通常1年では授業が終わりませんよね。共通テストの1ヶ月前にようやく全範囲の学習を終えるという学校も少なくはありません。そこで、おすすめするのが自分で通史することです。通史ができると授業を先取りできる、或いは授業を聞かずとも自分で学習を進めることができます。
1.通史とは
「通史」という言葉自体の意味は簡単に言えば古代から現代までの記録のこと、です。勉強する上での「通史」というのは古代から現代までの記録をストーリーのように頭にある程度記憶させることです。記憶させると言っても全てを覚える必要は一切なく、例えば、「中世ヨーロッパって何があった時代なの?」と聞かれて十字軍のことだとか百年戦争のことが答えられれば問題ありません。では次に通史に必要となってくるものを解説します。
2.通史に必要なもの
通史をする上でまず必須になってくるのはもちろん教科書です。教科書はいくつか種類がありますが学校で配布されたもので問題ありません。
持ってないという方は、山川出版の教科書がおすすめです。
令和4年度版 詳説世界史B 改訂版 [世B310] [平成29年度以降使用] 高校用文部科学省検定済教科書 山川出版
次のものも必須です。それは通史専用ともいえる講義系参考書ですね。おすすめは
「一度読んだら絶対に忘れない 世界史の教科書」です。
一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書 公立高校教師YouTuberが書いた [ 山崎 圭一 ]
この本はストーリーがとてもわかりやすくまとめられており、かつ現代のものの例えを使っているところに読者を飽きさせない魅力を感じます。また、地域ごとで順番に歴史が語られるため、時系列で悩むことが少ないです。
次はあくまで任意ですが使った方がより歴史が身に入るというものです。それは一問一答系参考書です。ここで通史をする上でのおすすめは山川出版の世界史B一問一答です。
先ほど山川の教科書を進めた理由はこの一問一答が完全対応しているからです。教科書の内容に沿って難易度も分かれているため、教科書レベルを極める参考書にもなります。
通史であまり覚える必要はないと言ってもある程度の用語を知っていないと通史にはなりません。次は書いて覚えたいという方におすすめの「世界史B基礎問題精巧」です。
書いて覚えたいという方にはおすすめですが必須という訳ではありません。ですが本格的に世界史の細かい内容まで勉強し始めるという段階の方にもおすすめです。
次は実際どうやって通史をするのかを説明します。
3.通史の方法
簡単な流れで説明すると、
・一定量の範囲を講義系参考書を読んで大まかなストーリーを理解する
・教科書でその範囲を読んで、一問一答の難易度の低い問題に正解できるようにする
(・書いて覚えたいという方はここで問題集をやる)
と言った感じです。
先史を例に挙げて具体的な方法を解説します。
まず、講義系参考書については、先史の範囲を一通り読んで何人がどういうものを発明したか理解するという感じです。
次に、教科書の読み方です。先史の範囲を読み、理解は講義系参考書でできているので、教科書を読むときは読み終えたあと頭の中でその内容を要約できるようにしましょう。
これができたら、一問一答の参考書で基礎知識を頭の中に入れるという作業を行います。山川出版の一問一答と教科書は完全に連携した感じになっているのでとても使いやすいです。一問一答の参考書には基本的に問題ごとに難易度がついていますが、ここでは最も簡単な難易度の問題だけで構いません。全てやっていたら途方もなく時間がかかっていしまいますからね。
ここからは必要な人だけという感じにはなりますが、問題集のやり方です。おそらく基礎知識だけでは解ける問題は少ないでしょう。なのでまず1回目に解くときはわからなかったら解説を見ながら解くようにしましょう。1回目で記述問題なんてあっても解けるわけないですからね。2回目以降は解説は見ずに解きましょう。アウトプットも重要ですので時間がある方は問題集もおすすめです。
以上が通史のやり方になります。ぜひ参考にしてみてください。
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